窒息
好んでされるプレイの1つ。
窒息。
キスをしながら鼻を摘ままれ、やがて口も塞がれる。
静かに閉じたままの目を開けることなく、そこにあるだけの吸えるものが無くなると、観念する。
だんだんと白んでいく脳裏の景色に抗うことなく、受け入れ弛緩してゆく身体。
ゆっくりと沈んでいく。
ガクリ。。。
封じられていた場所が開かれる。
解かれても直ぐには戻ろうとしないことが多くて
なにかの拍子に突然、大量の空気の流入についてゆけず
噎せて咳き込んでしまいながら戻っていく。
力が抜けてしまうわたしは、愉しくないらしい。
バタバタと暴れ逃れようとすることを愉しみたいのだそうだ。
あまりそのようにはならない わたし。
変わってる。
遠退く景色をうっすらと眺めながら墜ちていく感じが好き。
あのまま…
主さまだったら…
現実に戻り、淋しくなる。
あぁ、主さまの腕の中で堕ちていきたい。
そして、さらさらと崩れ落ち、吹く風に拐われて跡形もなく消え去りたい。