野の花

『わたしが好きだから』

それで よかったはず。


なのに···


あまりにも 〇〇

そう感じることが増えてしまうと

だんだんと 歪んでしまったり
薄れていってしまう

のかもしれない。



『おめでとうございます✨』

の日だったのに


笑顔で居られず、哀しくて苦しい日になってしまった。


せめて、願う。

幸せで愉しく、素敵な日になりますようにと。

大切な方々と良い時間が過ごせますようにと。

心から

資材ｺｰﾅｰをうろうろ。

手に取っては、戻して

また違う所を見て

また戻り···


ﾁｪｰﾝにﾋﾞｽに、その他にいくつか購入。




加工されて、装着された。





満足そうに微笑む主。

焦るわたし。

わたしが気がついていないだけなのか？

それとも そもそもないのか？




わからない。





わかっているのは、

わたしからは 欲しいと思われている。

ということ。










愛情溢れる主従の方々のﾌﾞﾛｸﾞをたくさん読ませていただいていた数年前。

その世界に憧れていた。

夢見ていた。





わたしには 程遠い 世界。

主の速さについていけていないわたし。

何度もﾃｽﾄを受けさせていただいたけれど

不合格 ばかり。

「帰宅後、時間はあるだろう?どうしてしない?」と仰られるけれど、わたしの時間はほとんど取れない。

勉強出来ていない日が続いた時に、ﾃｽﾄが重なり、最後には見るだけ。

処理後のものも口にさせていただくことができなかった。

そして···

「出来るようになったら、自己申告するように。」


全く できる気がしないわたし。

ﾃｽﾄ中、無反応な主。
ｽﾔｽﾔと眠りに就かれること度々。

全く わからない。




きっとわたしでは 駄目なのだろうな。

取り上げられたことの多さに、その部分、部分で満足させてくれる人が他にいらっしゃるのだろう。
と、思ってしまう。

わたしには、SMの部分だけ 出来ればいいと思われているのではないか?
と、思ってしまう。


さて、わたしが申告できる日がいつかくるのだろうか？

できなかった時に、「出来るようになったと言ったではないか？」
と、言われることが怖い私には、かなり高い壁。

手と脚に縄がかけられる。

ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱに跨るように座る。

脚を持ち上げられ、
引き上げられ、
縄を引かれ、
固定される。

手は脚に。

宙に向き 丸見えのｿｺ。

恥ずかしいのに 火照る。


蝋燭を手にされる主。


えっ···

前と後ろに挿し込まれ

ｶﾁｯ、ｶﾁｯ ﾎﾞｯ。


白い蝋燭に灯る火。


身動きできない わたし。

いろいろなことが怖くて···


溶け落ちた蝋に ﾋﾞｸﾘ。

伝って流れ落ちる蝋に悶える。


心地好くて 甘い声。




灯りを見下ろす主。

やんわりとした笑みに優しい目。



小刻みに震えながら うっとり。