ある意味 …
わたしみたいな 愚人を 蔑むことなく
貶めようとするわけでもなく
使っていただけること。
少しは愉しんでいただけること。
それぞれに違う責めで
同じ責めを同時に
時には傍観され、
感じているわたしを冷たく厳しい視線で見下ろしてくる。
『そんな目で見ないで…』
顔を背け、目を瞑り、俯いて耐えようとする。
そんな抵抗も
「顔を上げて目を開けろ。こっちを向け。目を見ろ。」
主さまの言葉で無駄に終わる。
情けない顔をしながら、首を振り、抗えなくて見上げる。
ちょっぴり悲しげにも見える主さまの眼。
ごめんなさい。
いくつかの責めが終わり、左右にそれぞれのもの。
『いただきます。』
映像の中のような1シーン。
少しにんまり。
後からきっちり主さまに指摘されてしまったけど。
確かにね…。
ある意味 …
しあわせ。