久しぶり
あまりうれしくない話が聞こえてきた後
そのことに触れることなく
帰路につくことになってしまった。
いつもは そろそろ連絡をいただける頃
なのに
連絡が途絶えたまま。
垣間見せていただけることもあった日常も
お知らせいただけなくなった。
もしかしたら···
全く有り得ないことではないので、つい考えてしまっていた。
その反面、お忙しくて連絡する気にもなれないのだ。
そして、毎日ご挨拶して、話しかける。
主さまに届きますようにと願いながら···
そんな日々が続いていた。
主さまのお手伝いの予定が入った。
まだ、お遣いは いただけないらしい。
入れていただけるだけ、マシかな。
お逢いする日
ドキドキ と、緊張であまり眠れなかった。
お迎えに来ていただいて、車に乗る。
いつもの主さまの横顔。
声も、そのまんま。
あぁ、良かった。
胸を撫で下ろす。
ちょっぴり気になったのは、
表情に余裕がなさそうだったこと。
帰路に着く頃には、いつものまんま。
主さまにお逢いできて、安心して、ほっこり。
少しだけ、含ませていただいて、口に放っていただいた。
「着くまで、口に含んでいろ。」
お話はできなかったけど、
横顔を堪能して にこにこ。
ふと、手に視線を落とすといつもあるものがなかった。
あれ?
何事も無く、大丈夫だったら良いのだけど···
車から降りて、ゴクリ。
お礼とご挨拶をして、また次回。
次回の予定はあるけれど、次回もお手伝い。
責めていただける日は、しばらく無いまま。
そろそろ、欲求不満になりそうです。