お誕生日
主さまのお誕生日の日。
偶然、短時間だけ逢うことが出来ることになった。
お仕事の合間と思われる時間。
少しだけ お茶だけでも出来るといいなぁと思っていた。
それなのに、待ち合わせによく使っている駅まで送ってくださると仰っていただけた。
嬉しくて、お言葉に甘えることにした。
楽しいお話ができたら···
そう思っていたのに。
主さまの開口一番の言葉にドキリとする。
その話題は···
楽しい内容にはならない。
案の定
わたしが話した あまり一般的でない内容に不審な様子で、憤らせてしまった。
ごめんなさい。
笑って 気持ちよく過ごしていただきたかったのに。。。
できなかった。
申し訳なくて、言葉に詰まる。
ごめんなさい。
送ってくださったことに感謝して、憤らせてしまったことにお詫びして、以後の予定に響かないように 車から降りた。
大切にしたかった 主さまのお誕生日。
せめて、後の時間は大切な方々と素敵で幸せな時間を過ごしていただけていますように···
願うことしかできなかった。