ピアスから変更
両乳首のピアスが外される。
『違うものが通される。』
瞬時に脳裏を過り、表情が固まる。
今回は何に替えられるのだろう?
置かれているものは、ホームセンターにあるような金具やネジ。それにワイヤーなど。
不安と怖さで ビクビク するわたし。
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ピアスだと割と安定していて、調子を崩してしまったことはないけれど…
その他の物は、主さまと一緒にいる時間から時々痛みで呻いたり、動きが止まったりしていた。
それでも、そのまま帰宅し生活をするようにと仰られる。
耐えられそうににないと思うわたしは帰宅前に申し上げる。
『どうしても無理だと外して付け替えます。』
「そんなことを言わず、してみるように。大丈夫だろう。」
と仰られ、着けて帰宅するが…
痛みで目が覚めたり、頭痛や吐き気がしたり、筋肉が強張ったようになったりしてしまって
『やはり無理でした。外しました。申し訳ありません。』
こんなやり取りを過去に数回していた。
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ガサガサと取り出されたのは、径が1㎜ほどの捻ってあるワイヤー。
また、滑りの悪いもの…
わたしの中では、滑りのよいものの方が楽だと感じていたから、引っ掛かりのありそうなこのワイヤーでは痛みは『必須だろう』と半ば諦める。
そんなわたしの気持ちは露知らず?
「こっちに来て座れ。」
と仰る主さま。
怯えるわたしに見るように仰り、ワイヤーの先を右の乳首の外側からあてがう。
右の乳首の孔に通して左肩へ
首の後ろを通り胸元でクロスさせて左の乳首の孔に通し左脇から背中を通り右の脇からお腹の方へ…
「ん。足りない。」
主さまがしたかったことは わたしが丸々としているせいで叶わなかった。
予定を変更して、左の乳首の孔に通した後、胸の下でもう片方のワイヤーの先を合わせ止め金具で固定された。
そしてそのまま、その日の予定を行うことになった。
『まさか、この上から縛らないですよね…』
恐る恐る 聞いてみる。
「このまま縛るよ。なにも問題ないだろう?」
とアッサリと答えられた。
『(;゜∇゜)。擦れるではないですか!!』
「感じていいだろう(*^^*)」
『いえ。感じている余裕はないですよ(。>д<)』
「まぁ、やってみよう(*^^*)」
麻縄で縛り始める主さま。
いつもより キツメに。
ラビアのピアスも左右の孔に1つのバーベルピアスを通して留めているけれど、容赦なく股縄をかけ、縛り上げていかれる。
走る激痛に何度か喚き、騒いだ。
その度に少しずらして “激痛から痛いときもある” 程度には直してくださったけれど、身体は痛みにとても敏感になっていたように思う。
縛られていなくても動くと激痛が走る時もあるくらいだったのを更に縛られているのだから。
「ベッドの上に転がるように。」と仰り、何かを取りに行かれ、手に硬いゴム製のようなベルトを持って戻られた。
何も発することが出来ず、恐怖で固まる。
その手が振り上げられ、容赦なく打ち下ろされた。
痛すぎる(>_<")
頭痛までしているように響いた。
そんなにたくさん打たれたわけではないのに…
それでも受けたダメージは 相当のような気がする。
「大好きだろう?」
と、準備してくださった蝋燭。
そう。わたしの中では蝋燭は好きな責め。
なのに。。。
今回は全く駄目。
炎の暖かさを感じるほどの高さから落としているわけではないのに、とても とても痛くて『痛い~‼』を連呼し、「煩い。」とパンツを口に入れられてしまった。
“熱い”ではなく“痛い”。
熱さが痛さに変換されていた。
「見てみろ。そんなに低い位置からではないだろう。」
と仰りながら、細くて白い蝋燭を傾けたままポタリ、またポタリと落としていかれる。
ほどなくして口の中のパンツは取り出され、主さまのものを含むように押し込まれた。
乳首に落とされた蝋は一段と痛くて、身体は強張り、小刻みに頭を振りながら身を捩ろうとする。
首や肩、背中はほぼ硬直していたように思う。
あまりの痛さに意識を飛ばそうとしていたらしく、口の動きが止まっていたようで「口が動いていない。」と叱られた。
口を動かそうとするけれど、またすぐに止まり ハッ と気付いてまた動かす。
その繰り返し。
「蝋燭は気持ちいいだろ?好きだし。」
と聞きながら落とし続ける主さま。
『今日は痛いだけです。止めてください。』
何度かそう言いながら、それでも終わらない責めにとうとう涙が溢れ、声を上げながら泣き出してしまった。
わたしは ほとんど泣いたことがない。
主さまが泣くのを嫌われるから。
あまり、泣くほどのことをされていないのかもしれないけれど…
以前に「萎える。」から「泣くな。」と仰られたことがあったけど、そんなことを思い出すことも及ばず、ただ わんわん と泣いた。
「気持ちよくないのか?」
と問われ続けながら。
なんとか気持ちよくしてくださろうと挿入を試みてくださったけど、無駄に終わってしまった。
痛みしか感じられなかった。
縄が解かれてもまだ、プルプルと首を振って嫌々をするわたし。
『もう。着け続けるのは無理です。』
「仕方ないなぁ。此方にこい。」
『あぁ、やっと外していただける。』
との思い虚しく、一度 左乳首から抜かれたワイヤーは、クロスさせるのを止め右の乳首から左の乳首の孔に通し、右乳首の孔から出ている残りのワイヤーは首の後ろを通し、左の乳首の横に出ているワイヤーと金具で固定された。
「これで楽になっただろう?」
『あまり変わりません。長時間着け続けるのは無理があります。短時間にしてください。このまま、普段の生活をするなんて無理です。』
と再度訴えるが、却下された。
理由は、先に出た「ピアスと代わらない。素材に問題はない。」と言うもの。
『そんな… 』
「そのうち痛みが取れて気持ちよくなるかもわからないぞ。ピアスもそうだっただろう?」
『ピアスは装着するために作られていますよね?右に左にと動いて擦れるわけではないですから。』
などと応酬してみたが、暖簾に腕押し状態で取り合ってはくださらなかった。
帰宅前に念を押す。
『調子が悪くなったら切ってもいいですか?』
「短くしないようになら構わないが、○日我慢できないか?」
『できるだけ、我慢してみます。』
とお話して帰宅する。
帰宅する道中から、既に痛い。
気が重い。
でも… と思い直す。
試練の日々。
乳首は熱を持っているように熱くて硬い。
勃起しているではないか?と言われそう。
妙に汗をかいているような気がする。
身体の動きが制限される。
触れられるのが、当たるのが怖くて必要以上に距離をおく。
痛みが怖くて身体が強張り、筋肉痛になっている。
おまけに、ワイヤーが乳首の孔をスライドしているのがわかる。
引かない痛み。
いつまで耐えられるのだろう?
目標の日まで持つのだろうか?
できることなら、外してピアスに付け替えたいけど…
今日1日。明日1日。
と過ごしていこう。
今回はまだ眠れるから。
寝返りはできないけれど…